妊活の副腎疲労対策とは?おすすめの栄養素3選について解説
副腎疲労症候群の治療は、副腎にかかり続けている負担を軽減と除去をしましょう。そして休ませた上で、機能を正常に戻すことが大切です。
副腎はコルチゾール(抗ストレスホルモン)を作る工場です。
副腎疲労症候群とは、その工場が稼働しなくなった状態です。
工場は、原材料と労働力がしっかり揃わないと動きません。ストレスから細胞を守り、細胞の修復をするためには、沢山の栄養を必要です。
以下、その中でも妊活中には特に不足してはいけない代表的なものを紹介します。
おすすめの栄養素1:ミネラル類
ミネラル類は、次の必要な栄養素と働きがあります。
栄養素 | 主な働き |
ナトリウム・カリウム | 副腎を正常に機能させる |
亜鉛 | 新陳代謝を良くし免疫を調整する |
マグネシウム | ホルモン代謝に必要な酵素を助ける |
カルシウム | イライラを解消 |
特にマグネシウムとカルシウムは、副腎に大きな影響を与えます。
マグネシウム
マグネシウムは疲労回復には欠かせない栄養素です。
エネルギーの代謝を促したり、筋肉の働きを調整します。
全ての細胞にマグネシウム は必要で、マグネシウムは就寝前に吸収されやすいので、夜の摂取がお勧めです。
卵子の細胞を元気にしてくれるのも、このマグネシウムです。
カルシウム
カルシウムには神経の興奮状態を抑える作用があります。
血液中からカルシウムが不足すると、骨や歯からカルシウムが取られてしまいます。
昔、妊婦さんが歯が悪くなると言われていました。
それは、赤ちゃんにカルシウムを送るため、血液中のカルシウムが不足し、お母さんの歯からカルシウムが取られてしまうからです。
ビタミンC
副腎からコルチゾールが作られるには、たんぱく質・ビタミンC・ビタミンB(特にB5)・亜鉛・ビタミンE・ビタミンA等が必須です。中でも特に重要なのは、ビタミンCです。
ビタミンCには免疫も高める作用を持っています。
ビタミンCが体内で、どのくらいのビタミンCが含まれているかを比較してみましょう。
血液中のビタミンC濃度を1とした場合、脳のビタミンC濃度が20、白血球のビタミンC濃度が0、副腎のビタミンC濃度が150となります。ビタミンC濃度が高い臓器は、その分、ビタミンCが必要ということです。
この数字からも、どれだけ副腎にビタミンCが必要か理解できると思います。
人は体内でビタミンCをつくることはできませんので、食べ物(サプリ)から摂る必要があります。
セロトニン
セロトニンは脳内の神経伝達物質で、興奮を抑え精神のバランスを整える作用があるため、別名「幸せホルモン」と言われています。
セロトニンが不足すると、イライラしたりストレスを感じやすくなることがわかっています。
セロトニンの原料となる「トリプトファン」というアミノ酸も、人の体内では作られないため、食べ物から摂らなければなりません。トリプトファンは、乳製品や大豆製品、ナッツ類やアボカドに含まれています。