妊娠・妊活中に腸内環境と副腎疲労は関係するのか?機能と改善方法を解説
妊娠・妊活中に腸内環境と副腎疲労は関係するのか?
腸内環境と副腎疲労には関係があることがわかりました。
腸内環境悪化の原因には次の5つが考えられ、腸の粘膜が傷ついてしまいます。
- 偏った食生活
- 過度なダイエット
- 運動不足
- ストレス
- 不規則な生活
腸が荒れて炎症が起こると、副腎はコルチゾールをどんどん分泌していき、炎症を食い止めようとします。
そして副腎が疲弊し上手く機能できず、副腎疲労を起こしてしまい、不妊の原因につながります。
腸の役割とは?5つの役割を解説!
役割1:消化機能
腸は「栄養素の体内への入り口」と言われ、腸へ入った食べ物は腸の粘膜から栄養素が消化吸収されます。
役割2:免疫機能
腸は消化吸収だけでなく、食べ物と一緒に入ってきた病原菌や毒素などを排除する免疫機能があります。
役割3:造血機能
血液の多くは骨髄で作られる骨髄造血説が有名です。
一方、小腸でも赤血球や白血球を作るという腸管造血説も持っています。
役割4:新しい血液や細胞に生まれ変わる働き
小腸は、多くの神経細胞が張り巡られ”第二の脳”と言われれいます。
小腸では綺麗な血液が作れるために、大腸の動きを活性化させることも大切です。
そして血液が綺麗になれば新しい良い細胞が生まれやすくなります。
なので腸は、”腸年齢=細胞年齢”と呼ばれ、私たち人間の最初にできる臓器も腸になります。
役割5:ホルモン合成機能
腸では睡眠に関係するセロトニンや、幸福ホルモンと呼ばれる神経伝達物質ドーパミンを合成しているのです。
このように腸は、私たちの心や体を操る臓器として“体の陰の支配者”とも呼ばれ、妊活には大きな影響を持っています。
腸内環境を改善するには? 3つの改善方法を解説!
腸内環境と副腎疲労に関係があり腸の役割を説明しました。
では、腸内環境を改善し、副腎に負担をかけないようにするにはどのようにすればいいのでしょうか?
ここでは、腸内環境を改善する3つの方法を解説します。
腸内環境の改善1:善玉菌や食物繊維が多い食品を摂取しよう
妊活中は特に、善玉菌を含む食品と善玉菌のエサとなる食物繊維を一緒に摂取しましょう。
食物繊維は水溶性食物繊維と不溶性食物繊維に大きく分けられます。
善玉菌のエサになりやすいのは水溶性食物繊維です。
善玉菌を含む食品 | 醸造酒、味噌、醤油、納豆、チーズ、ヨーグルト、漬物、キムチ、発芽玄米などの発酵食品 |
水溶性食物繊維を含む食品 | ライ麦、オートミール、ごま、黄な粉、海藻類、キノコ類、野菜類(ごぼう、にんじん、芽キャベツ、おくら、ブロッコリー、ほうれん草)豆類(納豆)、みかん、キウイなど |
腸内環境の改善2:運動習慣を身につけよう
運動をすると全身に酸素が巡り、自律神経を整えることができます。
すると腸の働きも活性化しやすくなります。
また運動は無理のない強度で行いましょう。
例えば毎日30分ほど散歩したり、ストレッチを毎朝晩したりするだけでも、腸内環境の改善効果を期待でき、妊活に良い結果をもたらせてくれます。
腸内環境の改善3:たくさんの水を飲みましょう
妊活中は喉が乾く前に、しっかりと水を補給しましょう。
腸内環境が悪化は便秘に繋がり便秘が腸内環境を悪化させることもあります。
便をスムーズに出すためには十分な水分が必要です。
水は毎日1.5〜2リットル飲むようにしましょう。