妊活がうまくいかないのはなぜ?妊活を振り返って改善点を見つけよう!
妊活とは、夫婦で体調管理や生活習慣を見直し、妊娠しやすい環境を整えることです。
妊娠できないのは女性側の問題という誤った認識をお持ちの方も多いですが、男性側にも33%原因があることが証明されています。
妊活は女性一人が抱える問題ではなく、パートナーと一緒に乗り越えていく課題です。
いざ、妊活を始めたけれどなかなか結果が得られず、お悩みの方も多いでしょう。
この記事では、妊活を妨げる原因や食事による改善方法のほか、妊活をサポートするアイテムを紹介をします。
まずは現状をしっかりと振り返り、自分たちにたりない要素を洗い出していきましょう。少しの変化が成功の糸口かもしれません。
妊活がうまくいかない原因は?
そもそも、妊活がうまくいかない理由として考えられるのはどんなことでしょうか。いくら妊活がうまくいかないと悩んでいても、原因を知らないと対処できません。まずは、うまくいかない原因を探して解決を目指しましょう。
妊活がうまくいかない3つの原因は、下記の通りです。
- なかなか子供ができない焦りや不安
- パートナーとの関係性
- 親戚や友人などの妊娠報告
自分自身に原因がある場合だけでなく、外からの影響を受ける場合もあります。
一つずつ見ていきましょう。
なかなか子供ができない焦りや不安
子供は天からの授かりものといわれ、妊娠のタイミングは人それぞれです。同じように生活を送っていても妊娠のタイミングが早い人もいれば、遅い人もいます。
しかし、年齢に対する妊娠のリスクや周囲からのプレッシャー、妊活期間が長くなるにつれて焦りや不安を抱える方も多くいるでしょう。不安やストレスは排卵機能を低下させるため妊活に悪影響を及ぼします。
パートナーとの関係性
妊活は女性側だけの問題ではありません。男性側にも33%は原因があるとされています。しかし、まだまだ女性側に問題があると考えている方も一定数います。
パートナーと時間が合わなかったり、妊活に対する向き合い方の違いがあったりして、パートナーとの関係性が崩れてしまうこともあるでしょう。それにより、妊活に集中できないなどの弊害も生まれます。
親戚や友人などの妊娠報告
友人や兄弟などの身近な人から妊娠の報告を受けて、自己嫌悪や焦りを感じる方も多いでしょう。
人の幸せを素直に喜べなかったり、自分には子供ができないのに…とついマイナスな気持ちになったりしがちです。気持ちが落ち込むことで睡眠や生活の質が落ち、妊活がうまくいかない原因となります。
ここでは妊活がうまくいかない原因について3つ紹介しましたが、ここであげたものは一例であり、すべての人が当てはまるわけではありません。まずは、自分のペースで進めること、自分の味方を見つけてみてください。妊活にとって最大の敵は、焦りやストレスなのではないでしょうか。
自分たちにあった妊活をしよう
前章では、妊活がうまくいかない原因について紹介しました。しかし、うまくいかない原因は必ずしも明確ではなく、様々な要素が複雑に絡み合っていることも多々あります。
この章では、妊娠しやすい条件から妊活がうまくいかない原因を見つけていきましょう。
自分たちの行動を振り返り、条件に対してできていないことは何なのか、改善できることはないかを考えてみてください。
<妊娠しやすい身体作りの4つのポイント>
- ストレスをため込まない
- 適度な運動を心掛ける
- 冷え対策をする
- 食生活の見直す
ここでは代表的な4つのポイントについて一つずつ見ていきます。
女性だけでなく、男性にも関係のあることなのでパートナーと一緒に見直してみてください。
ストレスをため込まない
ストレスは女性ホルモンの天敵とされ、ストレスが増えると卵子や精子の酸化を招くといわれています。また、男性の場合は精子を作る能力に悪影響を及ぼします。
神経質になりがちですが、適度に力を抜いて趣味の時間やリラックスできる時間を確保するなど、自分に合ったストレス発散方法を見つけておきましょう。
適度な運動を心がける
運動をすることで、血液の循環が良くなります。女性の場合は、生殖機能の働きを良くし、男性は身体機能の向上や射精能力の向上にも効果を発揮します。
また、適度な運動をすることで食事で摂取した糖や脂肪を燃焼させ消費でき、適正な体重維持の効果も期待できるでしょう。
毎日続けることを最優先に考えて、ストレッチやウォーキングなど自分にとって無理のないものを選んでください。
冷え対策をする
とくに女性に多い冷え性ですが、冷えは万病のもとといわれるほど身体に悪影響を及ぼします。身体が冷えると血行が悪くなって卵巣に栄養や酸素が十分行き届かず、卵巣機能が低下します。
カイロや靴下を活用したり、ぬるま湯の半身浴で30分以上ゆっくりお湯につかったりするなど、すぐ始められることばかりなのでしっかり対策しましょう。
食生活を見直す
私たちの身体は食べ物から作られています。脳が働いて卵巣が機能するのも、食事で得た栄養によるものです。無理なダイエットは難治性の排卵障害を起こす危険性もあります。
健康的な身体作りに必要なビタミンやミネラル、タンパク質、カルシウム、鉄分に加え、亜鉛は健康な生殖医機能を保つ大事な栄養素です。それぞれが含まれる食材を知って、バランスよく摂取するように心掛けましょう。
この章では、妊娠しやすい条件から妊活がうまくいかない原因を探ってきました。うまくいかない理由ばかりを考えるのではなく、成功例から逆算し、自分たちに足りないものや改善点を洗い出して、一つ一つ可能性をつぶしていくことも必要です。
また、妊娠という最終目標までの間に別の小さな目標を設定してみてください。小さな目標をクリアすることで達成感が生まれ、妊活に対するプレッシャーも少しは緩和されるはずです。
妊活におすすめのレシピ3選
前章で、妊娠しやすい身体作りのポイントとして食生活の改善を紹介しました。食事は、私たちの身体を作っているものであり、生まれてくる子供にも影響を与えます。そこで、この章では妊活のときにおすすめのレシピを3つ紹介します。
鶏むね肉のおろし煮
<材料>
- 砂糖:小さじ1
- 酒:大さじ2
- 塩:ひとつまみ
- 片栗粉:大さじ1
- ごま油:適量
- しょうゆ:大さじ1
- みりん:大さじ1/2
- 鶏むね肉:150g
- 大根:200g
- にんじん:40g
- 小松菜:100g
- かつお節:1パック
<作り方>
- 胸肉は皮と身を分け、皮は小さく切る。
身の部分はそぎ切りにし、身には酒と砂糖を揉みこんでおく。 - にんじんは拍子切りにして、小松菜は茹でてから冷水に入れて水気を絞り、食べやすい大きさに切る。
大根はおろしておく。 - フライパンにゴマ油を少量しいて、 1の皮をこんがりと焼く。
- 1の肉に塩をひとつまみ加えてしっかりと揉み込み、片栗粉をまぶして3のフライパンに広げるように入れ、弱火で両面を焼いていく。ひっくり返すタイミングでにんじんを加えて一緒に焼く。
- 大根おろし、しょうゆ、みりんを加えてフライパンを揺すりながら、ふつふつするまで煮る。
- 小松菜とかつお節を加えて、再沸騰したら火を止める。
たっぷりネギのかつおの韓国風ヅケ
<材料>
- しょうゆ:大さじ3.5
- 砂糖:大さじ1
- 酢:大さじ1
- ごま油:大さじ1
- コチュジャン:小さじ2
- 味噌:小さじ1
- かつお:120g
- おろしにんにく:小さじ1
- おろし生姜:小さじ1
- 長ネギ:25g
- すりごま:大さじ2
- 大葉:5枚
- サニーレタス:3枚
- きゅうり:1/2本
- にんじん:10g
<作り方>
- にんにくと生姜は先におろしておく。
ボールにおろしにんにく、おろし生姜、長ネギ、すりごまをすべて合わせ、漬けダレを作る。 - かつおを食べやすい大きさに切り、1で作った漬けダレに浸して冷蔵庫に入れる。
- 長ネギはみじん切り、にんじん、きゅうり、大葉は千切り、サニーレタスは食べやすい大きさにちぎっておく。
- 2に3を合わせて、全体にざっくり混ぜる。
桜えびとしらすの卵とじ丼
<材料>
- 麺つゆ(希釈用):大さじ2
- みりん:大さじ2
- 水:大さじ4
- 桜えび:大さじ2
- 釜揚げしらす:30g
- 油揚げ:30g
- 小松菜:40g
- 卵:2個
<作り方>
- 油揚げは油抜きをしておく。 小松菜は硬めに茹でて水にさらし、水気を絞っておく。
- 油揚げは短冊切りにし、小松菜はしっかりと水気を絞って食べやすい大きさに切る。
- 鍋にめんつゆとみりん、水を合わせて火にかけ、油揚げ、桜えび、しらすも加えて煮る。
- 油揚げが煮えたら小松菜を加えて合わせる。
- 溶いた卵を回し入れ、ふんわりと軽く混ぜ、半熟の状態で火を止める。
- 温かいご飯をよそい、いりごまと焼き海苔をご飯の上に散らして、5の卵とじをご飯の上に乗せる。
妊活中はサポートアイテムを活用しよう
妊活は長い時間がかかる場合も多く、自分たちだけで乗り切ることは難しいでしょう。
パートナーや家族に頼ることも必要ですが、世の中には妊活をサポートしてくれるアイテムがたくさんあります。ときにはサポートアイテムを活用し、上手に妊活と向き合っていきましょう。
妊活ノート
妊活ノートとは、妊活に必要な情報を記録しておくためのものです。記録の内容は基礎体温や生理周期、体調の変化などが一般的です。
しかし、明確な決まりはないので、気になったことや食事内容、妊活するうえでの小さな目標などを自分たちの記録として残しておくと良いでしょう。自分の身体のことや変化を記録して見える化するだけで、新たな気づきを得ることもできます。
好きなノートを用意して、記録すれば妊活のモチベーションにもつながります。初めての方は市販の妊活ノートを活用してみるのも良いかもしれません。
サプリを上手に取り入れよう
妊活には、必要な栄養素をしっかり摂ることが重要です。そのなかでも、葉酸は子供の発育に影響を及ぼすとされ、積極的に摂取することが推奨されています。葉酸はほうれん草やブロッコリーに含まれている栄養素です。
厚生労働省では、妊活中は1日640マイクログラムの摂取を推奨しています。640マイクログラムとは、ほうれん草に換算すると5株ほど食べなくてはなりません。この量を毎日摂取することは、とても無理だと感じたのではないでしょうか。食事ですべてを補うには限界があります。
普段の食事で足りない分は、サプリメントを活用して補うのがおすすめです。サプリメントは手軽に栄養素を補えるだけでなく、妊活中の食事への精神的な負担も減らせます。
まとめ
妊活には、明確な正解がありません。そのため、長い期間向き合い続けなければいけない場合もあります。そして、期間が伸びるほど精神的な負担も大きくなります。
また、妊活は決して女性だけの問題ではありません。つらいときは一人で抱え込まず、パートナーや周りの人に積極的に相談しましょう。
不安から焦る気持ちもわかりますが、妊活に焦りは禁物です。個人差があることなので、自分たちのペースを大切に妊活と向き合いましょう。