妊娠に関係する三大老化とは?糖化について解説
妊娠に関係する三代老化:糖化とは
活性酸素による酸化が「体のサビ」と言われるのに対して、糖化は「体のコゲ」と言われます。
糖化とは、余分な糖質が体内のタンパク質などと結びつき、タンパク質が変性と劣化して、AGEsという老化物質(悪玉物質)を発生させるです。
AGEsは飲酒や喫煙、脂質の過剰摂取などの要因によって生成されてしまいます。
また、酸化ストレスや紫外線によっても糖化反応が促進されます。
糖化が進むと進行する病気とは
酸化による活性酸素と同じように、AGEsも細胞の老化を進行させ、さまざまな病気を引き起こす原因です。糖化は、発見した人の名前を取ってメイラード反応とも呼ばれます。
例えば、ホットケーキを作るときに、こんがりと焼けて褐色になります。
ホットケーキに含まれる「砂糖」と、卵や牛乳などの「たんぱく質」と結びついて変性しているのです。これが食物における糖化現象です。
同じことが人間の体内で起きると、肌のシミやシワができ、髪の毛のハリやツヤがなくなります。また、動脈硬化となるリスクが上がってしまうのです。
その他、心筋梗塞、脳梗塞、骨粗鬆症、ドライアイや白内障、網膜症なども、糖化が引き起こすと言われる病気は多々あります。アルツハイマー病との関連も指摘されているのです。
妊娠における糖化対策にはGI値が低い食品を選択しよう
このように、糖化は「老化」と「病気」の大きな原因となってしまうのです。
糖質の摂取を抑えること、急激に血糖値をあげないためにGI値の低い食品を選びましょう。水素摂取も酸化・糖化を抑えると言われています。
GI値の高い食べ物の代表は、白米や白いパン、うどんなどの「白い食べ物」です。
代わりに、雑穀や玄米、全粒粉パンやライ麦パン、そばなどのGI値の低いものを選びます。
GI値別食品一覧
低GI食品(GI値が55以下) | 中GI食品 (GI値が56〜69) |
高GI食品(GI値が70以上) | |
パン、穀物、麺類 | ・玄米/55 ・全粒粉パン/50 ・赤米/49 |
・パスタ/65 ・蕎麦/59 ・ライ麦パン/58 |
・食パン/91 ・うどん/85 ・餅/85 ・精白米/84 ・そうめん/80 |
野菜 | ・サツマイモ/55 ・キャベツ/26 ・大根/26 ・ブロッコリー/25 ・ほうれん草/15 |
・カボチャ/65 | ・ジャガイモ/90 ・ニンジン/80 ・トウモロコシ/75 |
お菓子(砂糖) | ・アーモンド/30 ・カシューナッツ/29 ・ピーナッツ/28 ・くるみ/18 |
・グラニュー糖/110 ・上白糖/109 ・飴パン、どら焼き/95 ・チョコレート/90 ・ポテトチップス/85 ・ショートケーキ/82 ・こしあん/80 ・つぶあん/78 ・イチゴジャム/82 |
一般的にGI値が70以上を高GI食品、56〜69が中GI食品、55以下が低GI食品
※数値は100gあたりの血糖値上昇指数